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猫に魚をあげるのは毒を盛っているようなもの

 

猫に魚の組合せは問題あり

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 夕暮れの中、港町で、漁師さんが帰ってくるのを待ちながら、魚を目当てに立ち尽くす猫。

みなさんもこんな光景、一度は目にしたことがあるのでは?

 猫に魚をあげるということは、下手するとその子の寿命を縮めてしまう恐れを含んだ行為なのです。

 

1から5までの項目に分けて説明しています。

魚が猫に良くない理由→じゃあ、食事はどうしたらいいの?

という流れです。

 では一緒に進んでいきましょう。

 

 

 魚は猫にはカロリー高すぎです

 

魚には栄養が豊富に含まれています。

タウリンDHAたんぱく質、生物の成長と健康には非常に優れた食べ物です。

しかし、これが猫となってくると話は別。

猫に魚は毒にさえなりかねません。

 猫の消化器官は人間の消化器官とは性能が違います。

人間が簡単に消化できるものでも、猫には消化が難しい場合があります。

人間の消化器官は大きくて強力、猫の内臓は小さくて非常に繊細なものです。

 

猫が魚の消化を行う際には、大きなエネルギーを必要とします。

先ほど述べた、たんぱく質タウリン、塩分を消化しようとするわけですが、この際に猫の体内器官はフル稼働状態。

つまり、魚をあげることは、猫の内臓への負担を増加させることと同じ行為なのです。

人間でも働きすぎは体に毒ですよね。どんな強靭なサラリーマンでも適度な休息は必要です。

同様に、猫の内臓も働かせすぎては倒れてしまいます。

過剰な内臓労働を強いることは、一時は問題がないように見えても後々健康に害を与えることになります。

 

猫の内臓を長持ちさせることが、猫の長生きにつながります。

実際に猫の死因の多くは、腎不全、心臓病です。

この多くは、飼い主さんの食事管理で十分に防げます。

くれぐれもカロリーの高い魚をあげすぎないようにお気を付けください。

 

この事実は、すでに獣医師さんにとっては常識。

あなたのかかりつけの獣医師さんも「猫に魚をあげることはよくない」とおっしゃると思います。

 

 

市販のフードに含まれる魚にお気を付け

 

市販されている猫缶やフード、そのほとんどが猫を誘惑するために、魚介系のだしを使っています。

魚介系粉末は魚を接種するのと同じような影響を猫の体にもたらしてしまいます。

猫からしたら非常に美味なわけですが、これが猫の健康には大敵です。

 

特に、市販のフードは非常においしく作られていますので、人間でも食べることが可能です。(一度食べてみましたが普通に食べられました笑)

一方で、やはりおいしいものには裏がある。

コンビニなどのフードには、猫の味覚や嗅覚に訴えかける添加物が使われていますし、カロリーの高いものが多いはずです。

フードを販売している会社も、より売り上げをとるために商品の差別化を行っていますから、あれやこれやと手を変え品を変え、猫の舌に訴えるものを作ろうとするのです。

そういう意味では、猫の健康を本当の意味で考えた商品は実際のところ少ないです。

 

 

おやつにちょっと待った!

 

上に書いた知識を踏まえて考えていきましょう。

猫におやつはあげてよいのか?

答えはイエスとノー半分ずつです。

「はい、あげてもいいです。ですが、ぜひ量を考えてあげてください。」

 

先に説明しましたが、やはりおやつの中にも魚の成分は含まれています。

そのほか添加物も。

猫に消化しやすいように加工はされていても、あげすぎは体に毒でしょう。

特に今まで毎日のようにおやつをあげてきてしまった飼い主さんはご注意ください。

ぜひとも、量を減らしてあげるようお願いします。

 

足元に来て、あのおねだりするようなまなざし攻撃に負けてしまい、仕方ないからあげようか、と考えてしまう飼い主さんのお気持ちもよくわかります。

でも、あなたの大切な猫を長生きさせるためには適切な分量に絞ることが大切なのです。

 

そういった方にとって、猫におやつをあげるというのは習慣になっていることでしょう、これは猫にとってもそうですね。

ではどうすればよいのか、簡単ですが、具体的な方法を示します。

 

 

一分あればできる食事改善法

 

猫の好むおやつをあげたくなるのが飼い主魂

私はおやつを全否定するつもりはありません。

おやつをあげるという行為は猫とのコミュニケーションの一環だとも言えるからです。

 

そこで提案したいのは、あまりに簡単すぎて盲点だった方法、一分間あればできることですのでぜひ実践してみてください。

 

以下の3つが日常で行えることです。

 

●おやつの味を薄めましょう

温かいお湯を用意してください、その中に猫にあげるおやつを5秒ほど浸します。

そのうえで、軽くもんだほうがよいでしょう。

水面に塩分と油がういてきたら、お湯からあげてください。

の状態で猫にあげましょう。

余計な脂分、たんぱく質がお湯で落とされます。

こんな簡単なことでも、やる前と後では全く違ってきます。

 

●フライパンでおやつをあぶる(さらに効果を倍増)

これは、キャットフードのような硬いおやつには不向きですが、ささみジャーキーのような柔らかい素材のものであれば通用します。

上の方法と併用してください。

まず、フライパンでおやつを素焼きします。その後、先ほど示したようにお湯に通してください。

実はこんな簡単な作業で塩分はほとんど落とされます。

もともと、おやつに含まれる塩分は、塩化ナトリウムという成分です。

この成分は焼くことによって、水分を失い、結晶化される性質を持っています。

結晶化されてしまえば、あとはお湯で落とすのは簡単です。上の方法と合わせれば、大部分の塩分と脂質は落とされるでしょう。

 

●超簡単!単純におやつ量を減らす

繰り返しになってしまいすいません。

これは超簡単な方法ですね。おやつの量を一か月に2,3回に減らしてください。

「物足りないニャー」という声が聞こえてきそうですが、これも猫ちゃんのためです。

あげないに越したことはないでしょうが、難しいと思いますので、分量を背いんげんしてくださいね。

 

 

 

 食事節制と飼い主さんとのふれあいを両立

 

私はおやつ全否定派ではありません。無論、健康重視のベジタリアンでもありません。

私たちが食べるのものには少なからず添加物が含まれていますから、多少の接種は致し方ないです。

しかし、もし私たちが飼っている猫に対して、食事の面から彼らの健康をサポートしてあげられるのであれば可能な限りできることはやってあげたいというのが私の考えです。

 

魚は猫にとって決して良いものではない。この知識を踏まえて、食事を飼い主さんがしっかりと管理してあげてほしいと思います。