猫グッズを専門に扱った「choochoo本舗」さんの商品が可愛すぎる
猫グッズを専門に扱ったchoochoo本舗さんを皆さんはご存知ですか?
猫好きな方であればもうすでにご存じの方も多いとは思いますが、まだ知らない方のために今日はこのお店とchoochooというキャラクターを紹介していきたいと思います。
出典 J toy ソウル市場
そもそもchoochooとは何ぞや?
choochooと書いて「チューチュー」と呼びます。
もともとは韓国で発祥したキャラクターです。
Jtoyという(ジェトイ)という韓国にある猫グッズを販売しているお店から生まれたのがこのキャラクターです。
choochooはこの会社の社長さんが飼っている猫がモチーフになっています。
雪のように真っ白なモフモフな毛と、大きくて澄んだ瞳が特徴です。
日本に輸入され始めてまだ年月が浅いですが、猫好きな人の間ではすでに一大ブームを巻き起こしてきました。
どんな商品があるの?
一部商品のほうを紹介したいと思います。
ランチョンマット
出典 choochoo本舗
食事やティータイムの時間などに便利なランチョンマットですね。
お菓子や紅茶ととても合いそうなデザイン性。
来客があった際にも、とても便利な一品です。
このランチョンマットを使えば商品のことで30分は話が持つでしょう。
とにかくデザインと印刷が美しいのがchoochooのよいところですね。
choochooモチーフ 湯呑み茶碗
出典 choochoo本舗
お茶を飲む際には欠かせない湯飲み茶わんと、敷き皿ですね。
先ほどご紹介した、ランチョンマットとセットで使うと相性抜群でしょう。
choochooキャラクターは一つのデザインだけではなく、黒猫、かつら猫、赤ずきん猫など多数の種類を取り揃えているようです。
choochoo時計
出典 choochoo本舗
カラフルなchoochoo時計ですね。
ちょっとしたお出かけや恋人とのデートに最適です。
これがあれば彼氏さんの心をわしづかみでしょう。
黒い時計のほうは、男性のほうがつけてもいけるでしょう。
これまたデザインが美しいです。
ホワイトデー猫のお返しギフト
出典 choochoo本舗
バレンタインデーのお返しということをコンセプトに作られたものですね。
choochooをモチーフにしたぬいぐるみを、バッグや身の回りの品に携帯できるようにデザインされたのがこの商品です。
先ほどのイラスト版とは違い、実体化したchoochooを楽しむことができます。
もちろん、携帯品としてではなくおうちの中に置いておくだけで癒されること間違いなしでしょう。
choochooカレンダー
出典 choochoo本舗
こちらは、choochooを主体にしたカレンダーです。毎月、かれんだーをめくるごとに、新たなchoochooと出会うことができます。
お友達へのギフトとしても最適な品物でしょう。
choochoo商品のよいところは、品物が変わっても、デザインのクオリティが高いまま維持されていることです。
どの商品でも癒されるグラフィックを楽しむことができます。
猫好きには最適なchoochoo商品の数々
今回扱った商品は、ほんとうにごく一部のものです。
ほかにもとてもきれいなグラフィックを用いた商品が多数あります。
リンクを張っておきますので、この記事を見て気になった方はぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
韓国発のキャラクターchoochoo今後も活躍が楽しみな商品ですね。
動物愛護法の先駆けだった 江戸の生類憐みの令とは?
以前、動物愛護法について説明した記事を書きました。
今回は江戸時代の動物愛護法の強力バージョン、「生類憐みの令」という江戸時代の法律をご紹介します。
これは生き物を保護しようという法律なのですが、間違った歴史解釈から「悪法」として理解されてしまっています。
実は、教科書などで教えられている以上に、素晴らしい法令だったのです。(あくまで客観的に考えてです)
では、実際にどんなものだったのか見ていきましょう。
生類憐みの令を制定した徳川綱吉とは?
江戸時代5代将軍に就任していたのが、徳川綱吉です。
彼は幼いころから父親とほとんど接触をすることなく、成育歴のほとんどを母親と一緒に暮らし過ごしていました。
身長が130センチほどしかない小柄な将軍で、本人もそれをコンプレックスにしていたそうです。
「文治政治」という政策方針を打ち出し、学問を収めることを江戸の市民や政府官僚に対して奨励しました。
現代日本では、よく教科書などで「天下の悪法」を作り出した、ろくでもない将軍というレッテルを張られがちなのがこの将軍です。
しかし、実情は全く違い、彼のなした政策は江戸時代の「生き物」に対する庶民の考え方を大きく変えたといえます。
生類憐みの令とは?
簡単に言えば、生き物を大切にせよという命令なのですが、その生き物の範疇が非常に大きかったことが問題とされています。
当時食用として利用されていた、豚、牛、そして一般庶民が飼っていた犬、猫、時には虫にまで「生き物」の対象とされました。
そして、これを大切にしなかった、むやみやたらな折衝を行ったものは厳罰に処するtおいう法令でした。
実際にこれで処罰をされた者は、約24年間で69件となっています。
この数字を見てもわかるように、世間で認識されているほど、処罰された件数は多くないということが分かりますね。
私たちが知っているほど、悪い法律ではなかった
実はこの法令が多くの人に勘違いされている点が2つほどあります。
一つ目は、この法令によりむやみやたらな処罰が繰り返されたというわけではないということ。
先ほども説明したように、処罰されたのは約69件だけです。
そのほとんどが、何度も無慈悲な折衝を禁止したにもかかわらず、これを遵守しなかった者たちです。
年間に換算すれば、一年間で2件ほどの処罰が下されていたことになります。
これ明らかに少ないですよね?
教科書などで教えられた内容によれば、何万件もの市民がこの法律により多くの被害をこうむったと認識されがちですが、実情は全く違ったのです。
二つ目は、この法令が動物にのみ適用されたのだろうという勘違いです。
先ほど挙げた生き物にのみ適用された法律ではありません。
簡単に言えば、人間にも適用されたいました。
むしろ人間に対してこの法律を及ぼすことが目的だったのでしょう。
これに関しては以下で説明します。
人間を守るために制定された「生類憐みの令」
そもそも、この法令を制定したのは当時深刻だった社会問題を解決しようというという狙いがあったからです。
当時問題とされたいたのは「うばすて山」、「赤ん坊遺棄」という問題でした。
いわゆる口減らしというやつですね。
家計に余裕のない人が、少しでも財政を浮かすために身内を捨てるということが横行していました。
そしてその捨てられた人間たちが「強盗」、「治安悪化」という問題を引き起こすこともあり、人間の尊厳というものを軽視したこうした行為を少しでも減らしたいと思い、徳川綱吉は「生類憐みの令」を出したのです。
人間の尊厳を守り、声明を尊ぶという観点から作られたのが実はこの法令だったのですね。
それがだんだんと動物に及んでいき、今日のようにこの法令が天下の悪法のように考えられてしまう結果になったのです。
生きているものを尊ぶ法律の先駆け
歴史上、生きているものに対しての尊厳を付与する法律というのはこの法令が先駆けだといえるでしょう。
この法令ができたおかげで、人間や動物の命が救われる結果になったのですから。
実効性に関しては疑問視されている面も多いですが、戦国時代から続く生き物を平気で殺生するという習慣に、大きな変化を与えたのがこの法令だったわけです。
私たちが教えられた内容とは、少し実情が違ったようですね。
いわば、生類憐みの令は、天下の悪法ではなく、生き物を大切にしようという習慣を江戸の時代に取り入れた画期的な法律だったのです。
無力な動物愛護法 「公共の福祉」という文言で殺処分される命の数々
動物愛護法という法律、日本国民であれば誰に聞いても「知っているよ」と答えるほど法律としての知名度は高いでしょう。
しかしその実態は全く知られていない。どのような形で動物を守っているのか、私たちの暮らしにどう関係しているのかは、行政と法律家のみぞ知るというところでしょう
実は、この動物愛護法、現行の法律では穴がありすぎて肝心の動物を保護できていないのが実情です。
今回は、「公共の福祉」を確保するために、多くの動物の命が奪われているという事実を取り上げてみたいと思います。
なお、法律自体に関する説明は必要最小限にとどめることとします。
出典 「動物たちのレクイエム」より
動物愛護法を制限する「公共の福祉」とは何か
公共の福祉とは簡単に言えば、私たちの暮らしをより安全で快適なものにするために設けられた憲法の規定です。
個人の利益よりも、公の利益保護を優先しましょうというものです。
その性質ゆえ、この規定はすべての法律と個人の権利に対し一定の制限を加えます。
たとえば、ある建築業者が低層マンションの多い地区に高層の建物を建てようという計画を打ち出したとします。
それによって、住民が「日中、日が当たらなくて困る」「洗濯物が干せない」などという苦情を行政に入れたとしましょう。
ここで公共の福祉が登場します。
公の享受する利益を、この建築行為が著しく妨害すると判断されれば、建築に対して差し止め命令が下ることになります。
仮に、著しい侵害が認められなければ建築は認可されるでしょう。
要約すれば、ある特定の個人の権利利益と、公共の福祉を比較してどちらが守られるべきかという観点から判断を下すことになります。
公共の福祉が個人の利益保護の必要性を上回るとされれば、個人の利益は多少犠牲を払わされる形になるのです。
このように公の権利利益を保護するための法律でもあるのですが、法律を制限するという性質上問題は起きてきます。
そして著しい制限を受けるのが、今回お話しする「動物愛護法」なのです。
福祉実現のために多くの動物が殺処分に?動物愛護法のあまさ
出典 「動物たちのレクイエム」より 収容される子犬たち
「公共の福祉」。
これは動物愛護法に対して非常に強い影響を与えます。
動物愛護法が一定の条件では全く機能をしなくなるのです。
先ほど、法律はこの「公共の福祉」規定により一定の制限を課されると説明しました。
公共の福祉という概念が私たちの生活の健康と安全を担保してくれているのは事実でしょう。
しかし、時にその制限は「法律を設けた意義」すらも没却してしまうことがあります。
具体的には、どういうことなのか。
動物愛護法では、何人も「正当な理由なく」「みだりに動物の命を奪ってはならない」という規定がされています。
一見問題はないように見えますが、「正当な理由」という文言が曲者です。
実は、この「正当な理由」の中には「公共の福祉実現」というものも含まれるからです。
この条文を解釈すると、「正当な理由」があれば動物の命を奪うのもやむを得ないという読み方になります。
多少極端な言い換えをすれば、私たち人間の「福祉」実現のために、動物の殺処分をしても致し方ないということになります。
「正当な理由」が何にあたるかということは法律解釈の問題ですが、私たちを守るために動物の命を犠牲にしてしまうことには変わりはありません。
そしてここで問題なのは、命と福祉という本来天秤にかけて考えるべきではない事柄を比較衡量してしまい、福祉のほうをとっているという点でしょう。
福祉と個人の法益という比較するのならまだしも、命がかかわっていることにまで「公共の福祉」概念を持ちこんでもよいものでしょうか。
愛護法はすでに古法 現行法では命を守れない
あくまで今の法律は、昭和に制定されて平成に一部改正をされた「古い法律」です。
2012年に一部改正がなされましたが、どの項目にもガイドラインや努力義務という文言が目立ちます。
努力義務とは、「がんばったらそれでよい」という安易な基準。命を扱うには少々軽い法整備でしょう。
こういったことも踏まえて、現行法には以下の2点の問題があると考えられます。
法律がすでに古法となっている
現状のペット事情に即していない。昭和の法律ではペットブームの到来は予期していなかったでしょう。法律によりなされる適用の仕方はすでに時代遅れだといえます。
上で述べたような事実、そして各事例ごとへの対処手段を広げるために、新しい立法が必要になってきます。
福祉実現のために命を奪うことを正当化してしまっている
公共の福祉をすべてに優先することで、動物愛護法そのものの意義を没却しているといえるでしょう。
もちろん愛護法の法律がすべて機能していないわけではありません。
しかし、前述のように同法は、実質的機能不全に陥っている点が多々あります。
実効性が担保されていない点不十分な立法だといえます。
福祉実現のために、処分をするのではなく、可能な限り動物の保護を図る方向性へ進むことが望まれます。
動物を処分することにお金を使うのではなく、守ることに財源支出を
ここで視点を変えて、現在の殺処分に関しての事実を見ていきます。
犬と猫の保健所引き取り件数は毎年約15万匹以上です。
その半数以上の約10万匹が毎年殺処分をされていて、殺処分を行う注射代はおよそ80円ほどです。
10万匹を処分するのに、注射代だけに加え、その他人件費を見積もったとしても1億円は超えない計算になります。
これに対し政府財源からこれら担当行政庁に対して、毎年100億円以上の支出がなされています。
つまり、上記の金額を抜いたほかの金額は、殺処分を行うための「施設そのものの維持費用」、「施設運営にかかる人件費、費用」にまわされています。
動物の命を守ることにお金が回らず、処分することに対してお金が回ってしまっているという、私たちにとっても非常に不本意な財政支出だといえるでしょう。
ではどうするべきなのか? 3つの施策
去勢手術を徹底
殺処分される犬と猫のうち、ほぼ8割以上が所有者不明の区分になります。
つまり、内訳ほとんどは捨て猫、捨て犬、もしくは未去勢のために繁殖してしまった雑種でしょう。
ここから見えてくることは、動物の繁殖自体を食い止め、殺処分を未然に防止しなければ殺処分件数は減らないということです。
よく殺処分を減らすために、ペットショップを全廃しようという意見もあるようですが、飼い主やショップからの持ち込み件数は全体の2割に及びません。
(もちろん全体の2割でも救われる命があることに変わりはありませんから同時進行をしていくことが理想的でしょう。)
しかし、本質的な対処をするには、やはり飼育されていない動物たちから施策を練る必要があるでしょう。
繁殖経路を遮断しまうことで、保護される母体となる頭数を減らすという考え方です。
そのうえで、保護された猫と犬には去勢手術を行うことを徹底する。
そうやって各行政区で無作為に発生する猫と犬の繁殖経路を絶っていくのです。
本当に地道な作業となりますが、これを繰り返していく事が現実的な対処法でしょう。
市の職員をすべて動員して、一日にしてこの問題を解決することは不可能ですから、ある程度の年数を見込んで施策を立てる必要があります。
市が各行政区の動物病院と連携
加えて、それを実行する際にかかる金額を算定してみましょう。
1匹あたりにかかる去勢手術費用は約2万円が相場です。
保護される頭数が15万匹ですから、約30億円の支出となります。
人件費を入れても、先ほどの施設維持費等を含んだ100億円よりは実効性のあるプランだと思います。
去勢手術を施すために、各行政区で動物病院との連携も図る必要があります。
2014年の動物病院の設立件数は、全国で11259件となっています。
西日本地域に行くほど動物病院は減少していく傾向にあり、殺処分件数が最も多いのは高知県です。人口減少地帯は動物に関する管理も未熟な点があり、なかなか市の管理が行き届かない現状があります。
過疎地帯での医師不足も原因の一端でしょう。
まずは地域ごとの連携を強化し、協力をした動物病院に対しては助成金を支払うなどのインセンティブを与えることが重要です。
これにより、病院側の財政状態にもよい影響が与えられますから、医療と殺処分対策が同時に行えることになります。
法律を強化 ペットショップ ブリーダーの質向上
すべてのペットショップが悪だと断じるのは行き過ぎでしょう。
しかしペットショップの認可に際しては細心の注意を払った上で認可をするべきです。
これはブリーダーも同様です。
設立の際の資力、ブリーダーが行う繁殖に利用する場所、扱う頭数の制限設定、これらすべての事項に関して法律が完全な定めを備えられているわけではありません。
ペットショップとブリーダーはペット産業を担う中核です。
彼らの扱っている商品が動物という命であるからこそ、彼らに法令順守を徹底させ、厳しい基準を守ってもらうということは、生命倫理の点からも重要なことでしょう。
収益重視での繁殖は行わせない、売れ残ってしまった動物の対処も徹底する必要があります。こういったことの積み重ねが、悪質なショップやブリーダーを市場から追放する効果を持つはずです。
課題山積のペット業界と法整備、命の倫理をもう一度
出典 「動物たちへのレクイエム」より
動物愛護法は、すでに多くの議論がなされている分野で、いわば「古くて新しい問題」といえるでしょう。
今まで数多くの施策が図られてきたことにより、業界の質向上、殺処分件数の低下は確実に効果を発揮しています。
実際に、平成16年度の殺処分件数は40万件だったのに対し、平成25年では10万件と約四分の一に減少しています。
これも、これまで殺処分を減らすべく活動してきたボランティア団体、行政の方たちの努力のたまものでしょう。
しかし問題なのは、法律がこの流れに追いついていないという点です。
行政と各ボランティア団体がいくら努力をしても、肝心の法律が機能しないとなれば問題の本質的解決は難しいでしょう。
福祉の名のもとに捨てられていく多くの命を救うためにも、今後さらなる法整備が望まれるといえるでしょう。
最後に 日常から私たちにできること
最後に、私たちにできることをお伝えしたいと思います。
それはソーシャルメディアを通じた、殺処分に関する議論を行うというシンプルな方法。シンプルであっても強力な方法です。
法律というものは、国民の声、「リーガルニーズ」に基づいて改変されていきます。
国民の側に需要があると判断されれば法律改正が自然と提起されるからです。
立法府での動きを活性化させるためにも、私たちが日常からこの問題を見つめるということ自体が、非常に有用な効果を持っているといえるでしょう。
今回、記事の中で取り上げた写真は、「動物たちへのレクイエム」という本に出典されていたものです。作者は、児玉小枝さんという方になります。
施設に収容された動物たちの写真を記載しており、施設の現状と処分されていく動物たちの実情を訴えた著作です。
ぜひ皆さんもご覧になってください。
動物とのふれあいが持つ偉大な力「愛情ホルモン」とは 人間のうつ病治療に効果あり?
私たち人間が猫に魅了される理由。
まるで軟体生物のごとき体。クールなようでいてお馬鹿さん。
人によって猫好きの理由は様々でしょう。彼らは非常に魅力ある動物だといえます。
しかし、その力は魅力だけにとどまらず、実質的にも私たちに恩恵を与えてくれるものでした。
出典 猫侍 玉之丞
人と人をつなぐ「愛情ホルモン」とは
動物に触れるという行動。
この日常の何気ない行動が、驚くべき力を持っているということがわかりました。
その効果が「愛情ホルモン」の増加。
愛情ホルモンとは、正式にはオキシトシンと呼ばれるホルモンです。
これは妊娠をしているお母さんと、おなかの中の赤ん坊を結びつけるホルモンとも言われています。特に、授乳時に上昇するといわれているホルモンです。
「愛情ホルモン」が登場するのは、子供と母親の関係だけではありません。
友人関係、恋人関係、職場の人間関係、親密な関係が発生する場所では必ずこのホルモンがかかわっています。
いわば、このホルモンは人と人の絆を深める役割を持っているのです。
動物に触れるとあったかい気持ちになるわけ
動物に触れること自体が、気持ちを落ち着けてくれることってないでしょうか?
緊張しているとき、不安なとき、そばに動物がいてくれるとほっとする。
こんな感覚、飼い主さんだったら何度も経験していると思います。
これは人間と動物の両者に先ほど説明した愛情ホルモンが分泌されているからです。
愛情ホルモン分泌は、私たちが彼らとのふれあいで温かいものを感じているときに起きるものとされています。
無論、人間だけではなく動物の側にもこのホルモンは分泌されます。
つまり、愛情ホルモンは人間と動物の信頼関係を深める大切な要素。
このホルモンが分泌されるから、「何となくほっとする」なんて気持ちになるのです。
オキシトシン(愛情ホルモン)の効果
オキシトシンは、ほかのホルモンとは決定的に違う点。
同ホルモンは、直接脳内に作用を与えることが最近の実験結果で解明されています。
ホルモン分泌がなされると、人間には以下のような心理的作用が現れます。
ストレス状態の軽減
ストレスを抱えている人間に対してオキシトシンホルモンを注入しました。
すると、短時間の間にストレスホルモンである「コルチゾール」、「ノルアドレナリン」の減少がみられました。
これらストレスホルモンは、過剰に分泌されると私たちの日常生活を阻害するほどの悪影響をもたらします。
そして、愛情ホルモンであるオキシトシンはこれらの発生を抑制します。
他者への信頼感、安心感の増進
愛情ホルモンは、他者への信頼感、安心感を強化します。
これが分泌されると、非常に気持ちが落ち着いた状態でいられます。
より円滑な人間関係を作ることを助けてくれるのです。
うつ病の治療補助
うつ状態の被験者に対して、動物をあてがい一緒に過ごさせました。
オキシトシンの増加により、セロトニンが分泌されうつ症状の改善が見られました。
セロトニンとは、別名「幸せホルモン」といわれています。
幸せだと感じる時間を私たちの日常にもたらしてくれる働きを持っています。
より多幸感を私たちに与えてくれるものだといえます。
動物との生活が私たち人間をいやしてくれる
出典 癒しの画像
いかがでしたか。ペットとの生活はもちろん良いことだけではありません。
時にペットの病気、ペットが亡くなることで私たちは大きな喪失感を覚えます。
しかし、その代償とともに、非常に大きな喜びと幸福感を私たちに与えてくれるのが動物、猫という存在です。
愛情ホルモンの効果は猫に限られたものではありません。
忙しい毎日、ストレスだらけの毎日、そんな私たちの心を温かく癒してくれる。
実は、その裏にはこんな驚くべき効果があったというわけですね。
江戸時代から猫は「ねこさま」だった だいぶ前に猫ブームは来ていたというはなし
今の猫ブーム。テレビを見ても、電車の中づり広告を見ても、探せばどこにでも猫を見つけることができる時代。本やメディアの力が非常に強い現代の時流に乗り、あっという間に猫は不動の地位を築いたわけです。
でも猫が流行になったのは、今に限った話ではありません。
実は江戸時代から、すでに猫は市民の間でブームを起こしていました。
つまり今は第2次か第3次猫ブーム。
では江戸時代の猫ブームがどんなものだったのか見てみましょう。
出典 歌川国芳
養蚕業が猫ブームを後押し
今のように猫がありふれた存在ではなく、非常に数が少なかった時代。
実は私たちがよく知る「招き猫」が出てきたのもちょうどこの年代です。
当時勃興していた養蚕業。蚕(かいこ)を使って糸を生産する工場が各地にありました。しかし問題だったのは、ネズミの存在。
ネズミが蚕を捕食し、また工場内の部品をかじってしまい台無しにする。ネズミ被害が工場を倒産まで追い込むほど問題視されていたのです。
そこで登場したのが猫でした。
猫は期待通りの働きをしてくれました。猫導入の効果もあって養蚕業の経営状態も安定。たくさんの儲けが猫によって生み出されました。
一躍、猫は養蚕業のスター的存在になります。
招き猫ブーム
養蚕業の救世主になった猫、ここで猫は養蚕業の「福の神」になります。
猫がいることによって自分の工場も儲かる。そう考えた人がたくさんいたのでしょう。
そしていつしかそれはすさまじいブームを巻き起こしていき、猫は養蚕業界だけではなく、商売繁盛の象徴のように考えられるようになりました。
養蚕業以外の経営者も猫の持つ「福をもたらす効果」に目を付けたわけです。
江戸時代の絵師 歌川国芳 猫ブームを広める
猫は福をもたらしてくれる神様として考えられるようになりました。
そして、この猫ブームを各地に出版物で紹介し広めたのが、歌川国芳という人物でした。彼自身も猫好きだったようで、自宅には10匹以上の猫を飼っていたようです。
当時の出版業界は、今のリクルート社が作るような「R25」や「じゃらん」のようなメディアとしての力を持っていました。
そしてこのメディアの力も加担し、経営者の間だけではなく日本各地の市民の間に「猫は福の神」という考え方が拡散されていきました。
ちょうど今のFacebookやTwitterのような役割も果たしていたのですね。
まるでアプリ「ねこあつめ」のような歌川国芳の作画
出典 歌川国芳
出典 Google Play ねこあつめ 猫図鑑
上の二つ、猫の種類をまとめたものですが、どこか面影を感じます。
こうして、歌川国芳は絵師として「猫ブーム」の立役者になりました。
江戸の世に拡散されていく猫ブーム
出典 歌川国芳
こうした二つの媒体、「絵師」「経営者」。
彼らの盛り立で、江戸の世に猫は「幸福を呼ぶ神様」として広まっていきました。
つまり、ブームは今に限ったことではなくすでに200年以上前に到来していたのですね。
時代を超えて私たちを魅了する猫という存在。
その丸っこい姿や哀愁を漂わせる後姿、彼らの姿かたち。
いつの時代もやはり可愛いものは可愛かったわけですね
もしあなたが猫を飼い増ししたいと思ったら ドラえもんに見る猫の性格
漫画が猫の性格を教えてくれる?
もうすでに猫を飼っていて、もう一匹増やしたい。
でも一匹増やしたら今飼っている猫に負担をかけるかもしれない。
そう思っている飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな飼い主さんにぜひ知っておいていただきたい「多頭飼いの説明書」をご紹介します。
今回は、日本人であればかならずと言ってよいほど知っている、
漫画「ドラえもん」を使って猫の性格を考えていきましょう。
猫は縄張り意識が非常に強い
猫は犬以上に縄張り意識が強い動物です。
一見おとなしそうに見える猫でも、自分の縄張りに別の猫が入ってくると豹変する子もいます。
犬の祖先が共通していることをお伝えしましたが、これを見ていただいてもわかるように、猫の縄張りの範囲は犬に比べても狭いです。
そのため、自分の領域に別の何者かが入ってくることに対して非常に警戒心を抱きます。
場合によっては血みどろの争いに発展することさえありまして、家の中でどんちゃんっ騒ぎを起こされることも多々あります。
猫の性格はテリトリーの大きさで決まる
以前、上の記事で、猫の性格がどのように作られていくのか説明しました。
オスとメス、毛の長さ、そして種類によって変わります。
この記事では遺伝子的な面からお話ししました。
これに加えてさらに重要なことをお話ししましょう。
それは、猫の性格は、どこからどこまでが自分の領域だと思っているか、「縄張り」の範囲で決まるということです。
わかりにくいので、例を挙げてみましょう。
たとえば、家の中の和室が自分の空間だと思っている猫は、その空間に入られた時だけ「怒り」を示します。
一方で飼い主さんの家全体が自分のテリトリーだと思っている猫は、ほかの猫が家の中に入ってきただけでアウト。
家全体を縄張りだと考えていればほかの猫が受け入れられるわけはありません。
それに比べて自分の空間を狭く持っている子は、割とおおらかです。
つまり、猫それぞれの縄張り意識がどの程度強いのか、実際にどの範囲を縄張りとしているのかによって、その子の性格まで決まるといえます。
「おおらかな性格」なのか「非常に神経質な性格」なのか。
これは、猫の意識の高さによって左右されることでしょう。
お家の猫はジャイアンタイプ?しずかちゃんタイプ?
縄張り意識の強さ、すなわち意識高いかそうでないかが性格を決めます。
これは人間でも同じことが言えます。
わかりやすいように、「ドラえもん」の登場人物である、ジャイアンとしずかちゃんを見ていきましょう。
皆さんもよくご存じの、漫画「ドラえもん」に登場するジャイアン。
「俺のものはおれの物、お前のものはおれの物」、こんなセリフ聞いたことありますよね?笑
そしてそのセリフ通りに人のものを平気で強奪します。
自分以外のものに対して攻撃的な性格を持っているのがジャイアンです。
いわば縄張り意識が強烈に強いのです。
一方で、しずかちゃんはどうでしょうか。彼女は自分のものでも、友人に分け与えたりします。
周りの人間に対しても非常に友好的だといえるでしょう。
彼女の絶対的なテリトリーは「お風呂場」ですね。
のび太が、ドラえもんの道具を使ってしずかちゃんの入浴中に出くわしてしまうという場面、結構ありますよね。
しずかちゃんは、その時激怒します。
両者に共通するのは、自分の陣地を侵害されたことにつながる怒りです。
(風呂場に入られたら誰でも怒るでしょう 笑)
ちなみに、心理学では、これを境界線への侵入と呼びます。
ジャイアンは自分の陣地を広く、しずかちゃんは自分の陣地を狭く持っているわけです。
このように、怒るポイント、怒りの着火点が人間によっても違います。
これは猫にもまったく同じことが言えるのです。
慣れるまで時間がかかるジャイアンタイプ
ジャイアンタイプは、自分の縄張りが「家の中全体」だと思っています。
すべてのものは自分のものだと思っているわけです。
そうすると当然別の猫が来ると、威嚇行動に出て
時には新しく入った猫を傷つけてしまうでしょう。
なので、新しい猫を迎える際には非常に注意が必要です!
すぐに打ち解けるしずかちゃんタイプ
しずかちゃんタイプは、ほかの猫を受け入れるまでにかかる時間が短いです。
新しい子を入れてもすぐになじむでしょう。
この際に注意をしていただきたいのは、新しい子がしずかちゃんタイプ猫のテリトリーを侵害しないように飼い主さんが管理をする必要があります。
受け入れるという点では非常に優れた性格ですが、下手をすると、新しい猫にテリトリーを完全に乗っ取られてしまったことから問題行動を起こす可能性があります。
あなたのおうちの子はどちらのタイプ?
実際に、あなたが飼っている猫の性格をみてあげてください。
どちらの性格を強く持っているかによって、対応が全く違ってきます。ジャイアンタイプであれば、先住猫を最大限尊重してあげることが必要です。
新しく入ってきた猫ばかり可愛がっていると、猫同士のトラブルを作りだします。
しずかちゃんタイプであれば、おとなしいほうの子を優先して尊重してあげてください。
自己主張が非常に少ない子でしょうから、先住猫に縄張りをしっかりと持たせてあげるという飼い主さんの積極的配慮が重要になってきます。
どららのタイプに属するのか把握してあげることは、次に来る子と先住猫の関係を調整することに非常に役立ちます。
まずは「きほん」の「き」から始めてみましょう。
次回は、もう少し細かいことに関してみていきましょう(^-^)/
有名アプリ「ねこあつめ」をリアルに再現した動画が、想像以上に可愛いすぎた
今話題の「リアルねこあつめ」とは
再生回数100万回をすでに突破していている動画、それが「リアルねこあつめ」です。
これは愛らしいイラストで注目を集めているスマートフォンアプリ「ねこあつめ」を実際に再現したもの。
アプリも1000万ダウンロードを記録していて、非常に人気の高いアプリです。
出典 Apple Store ねこあつめ
ねこあつめはどんなアプリなのか
日本だけではなく、海外でもその人気は高く、アプリ配信開始からほどなく超人気アプリに上り詰めたのが「ねこあつめ」です。
プレイの仕方は非常にシンプル。
アプリ内で配布される「金のニボシ」「銀のニボシ」という仮想通貨を使い、猫の好きそうな道具を集めます。
そしてそれを家に配置。するとどこからともなく、あなたの画面に猫が集まってきます。
それを観察してにやにやしましょう。
プレイ内容は非常に簡単ですね。
また、その知名度は、すでに海外ユーザーも取り込んでいて、アメリカのCNNでも特集が組まれるほどすさまじい勢いで成長しています。
リアルに再現した動画がGoogle Playで作られていた
この猫集めを忠実に再現した動画が作られていました。
この動画、アプリと比較するとあまり周知活動が行われておらず、非常にマニアックな動画だったため知らない人もかなり多いということ。
実際に動画は約11時間の超大作。映画スターウォーズを約4作品ほど連続で見ることができるほどの時間。
そして11時間の間、ひたすら道具にあつまる猫を観察するという超マニアックな動画です。プレイヤーとして11時間、スマートフォンに張り付く以上の満足感が得られるでしょう。
では早速、画像と動画を合わせて見てみましょうか。
ご覧ください。
出典 google play