ペット保険加入に際して絶対に注意しなくてはいけないこと
最近出てきた商品、ペット保険。
ペット保険は金融商品だけに非常に理解しにくい。特にどこに注意を置いて商品を選べばよいのかわからないという方も多いでしょう。
そこで、保険に入る前に注意をするべきことを紹介します。
ペット保険に関して、まず必要な知識をこちらの記事でご紹介しました。
保険に入ることが飼い主さんにどのようなメリットをもたらしてくれるのかを解説しましたね。
今回は、加入する際に何に注意をしたらよいのか、その基準を説明します。
ここで選択を間違えると、後々保証が利かなくてトラブルになる可能性がありますので最後までお読みください。
ではいきましょう。
特約は絶対に確認しください
保険の契約時に、特約というものが重要になってくる場合があります。
特約というのは、民法契約で定められた事柄で、契約に際しての細かい規定を決めたものといえます。
具体的に特約で問題になるのが、「この場合は保険料を支払いません」、「この場合は補償内容が変わってきます」など、特段の定めが契約に際して盛り込まれていることが考えられます。
もちろん、しっかりとした保険会社であれば特約に関する説明はしてくれますが、飼い主さんの側でも、特段の事情を定めた特約に関しては十分注意をして契約に入ってください。
保険で補償される範囲を確認しよう
通院時、入院時であれば絶対的に保証がされるというものではありません。
まずは、あなたが飼っているペットが将来どのような病気になりやすいのかということを考える必要があります。
たとえば猫の場合であれば、病気として非常に多いのが、がん、尿路結石、腎臓病、肝臓病といったものになるでしょう。
犬であれば、心臓病、がん、腎臓病、皮膚病となるでしょう。
ペットによって、将来かかるかもしれない病気は全く違ってきます。
ですので、自分のペットの病気が保証してもらえるのかどうかを事前に確認してから契約に入りましょう。
保険料の確認 値段も大切だけど、まずは中身
今日、非常に安い値段の保険商品が販売されています。
しかし、その値段の安さから加入をしてしまって、いざ病気になった際にまったく保証がされなかったというケースが後を絶ちません。
保険商品は、値段というものも一つの選択基準になってくるでしょうが、保険商品の質はどうなのかということを確認してください。
これを行うためには、実際の口コミ、そして窓口でいろいろと気になることを積極的に質問してみるのが良いです。
ペット賠償責任特約とは?
これは、あなたの飼っているペットが何か問題を起こしてしまった際に、相手方に対して支払われるべき賠償金を保険会社が払ってくれるという契約になります。
たとえば、あなたのペットが他人の物を壊してしまった、他人に危害を加えてしまったという時あなたならどうしますか?
交渉する際に非常に心細い思いをなさると思います。
保険に入っていれば、保険の交渉、そしてその値段の適正価格を保険会社のほうで引き出してくれますので、このような問題が起きた際にも非常に有効な契約といえるでしょう。
しかし、あくまで特約なので、契約に入るにはこちらからその特約に入る旨を保険会社のほうに知らせておかなくてはいけませんのでご注意ください。
値段としては、月々100円から500円が相場といえます。
ペットの介護にお金は出してもらえる?
ペットの介護保険というものもあります。
ペット保険を売っている保険会社であれば、介護保険も備えていることがほとんどでしょう。
基本的に、ペットの介護にかかわるお金、入院費、通院代を50パーセントから70パーセントまで保証してくれる保険だと考えてよいです。
もちろん、保険会社によって差異はありますが、難病のペットを飼っている、高齢になった犬や猫の面倒を見ているという方には非常に良い商品だといえるでしょう。
加入資格があるかどうかを確認しよう
ペット保険の加入に際して審査が必要となります。
審査の流れは人間の保険とあまり変わりません。
加入資格は、大体10歳から17歳くらいまでの年齢の、犬と猫にあります。
高齢になったペットの場合、診断書などをあらかじめ提出することを求められますので、その点は注意が必要です。
まとめ
以上のことを踏まえて、飼い主さんが確認するべきことは、過去のペットの病歴、加入資格の有無、保険料と補償範囲について、そして特約についてでしょう。
保険の加入は飼い主さんの自己責任で行うものです。
だからこそ、これらの基本事項に関して前もって考えておくことで、保険回りのトラブルを将来的に回避することができます。
また保険会社の選定に際しては、特に注意が必要です。
近年、保険会社の乱立により肝心の商品の補償内容がともなっていないなんてことがありますので、選択の際には十分注意をしてください。
しかしながら、しっかりとした保険商品を売ってくれている会社も多いのが現状です。
新しくできたシステムだからこそ、法的な監視体制が強化されている面もあり、粗悪な商品に関しては今後もどんどんと淘汰されていくでしょう。
あなたの大切なペットの面倒を見る際にたいせつになってくる「保険」という商品、飼い主さんもしっかりと考えてあげる必要がありそうです。