猫にマタタビ。実は、マタタビは人間にも優れた効能を持っていたというはなし
猫が大好きな、またたび。我が家でも愛用していて、猫を元気にさせるにはうってつけの商品です。このまたたびが実は人間にも有用な効果を持っていました。
またたびの名前の由来は、昔旅につかれたある一人の青年がいたところ、きれいな草を発見したのでそれを粉にして食べてみたそうです。
すると、瞬く間に旅の疲れがふっとび、また旅をしたくなったそうです。
それで「またたび」というわけです笑
またたびは、食用としても利用されていて、縄文時代には実際にこれを普段のおかずの一品として使っていたんですね。
マタタビの実
猫への効果、効能
またたびは猫の中枢神経に強く働きかけます。
マタタビアクトン、アクチニジンという成分が猫の嗅覚を強く刺激します。
嗅覚から取り入れられた情報が、そのまま脳に強い刺激作用を伴って猫を興奮させるのです。
簡単に言えば猫の性欲を強く刺激するわけですね。
いわゆる一過性の興奮作用をもっていて、持続性はあまりありません。
平均20分から30分くらいが目安でしょう。
具体的な効能としては、猫のストレス解消、老化防止、虫歯予防などが挙げられます。
特に、普段あまりものをかじるという習慣がない猫にとっては、加工された木のまたたびをかじるという行動が脳の老化を防止してくれるということがわかっています。
(人間でもこれは同じで、物を噛むという習慣は脳によい刺激を与えてくれ、脳を健康な状態に保つには欠かせない行動なわけです)
またたびは人間にも効果あり
またたびは人間にも効果があるとされています。
使う際には、お風呂なんかに使うことが多いです。身体の疲労回復、神経痛なんかに効用があるとされていますが、この効用はまたたびに含まれるマタタビオール、実の中に含まれる豊富なビタミン成分が人間の体の血行を良くしてくれる作用を持っているからです。
食用としても利用されています。
しかし、またたびの味はそのまま食べてしまうと非常に辛くて食べられないため。これを塩漬けにして食すことが多いです。
辛さは、唐辛子系の辛味ではなく、ワサビのような辛さです。
どちらからというと、すぐに辛味が上がってくるのではなく、後でじわじわくる感じですね。
お次は、またたび茶です。
またたび茶は、「北日本」を中心によく飲まれています。
またたびをよく紅茶や市販のお茶にあるようなティーパックで販売しているものから、粉末状になっており、それをお湯に溶かして飲むタイプのものまで本当にさまざまです。
地域では、お茶を総称して「食べる温泉」と呼ばれるほど親しまれています。
疲労回復と滋養強壮の効果が非常に高いことで知られています。
味はかなり独特で、緑茶やウーロン茶とは全く違った雰囲気の味をしているので、割と漢方薬の味わいに近いと思います。
具体的な効果、まとめ
●冷え性の改善
●整腸効果
●美肌効果
●血流改善
●消化器官の活性化
●風邪予防
●肥満防止、免疫力向上
以上のものが挙げられます。
これを見ていただいてもわかるように、漢方薬のような効能があることがわかります。
効果の出方としては、猫のような興奮作用はないですし、多量に摂取するようなことをしない限り、かなりの効果が期待できる植物だったのです。
加えて、猫にも人間にも副作用はありませんから手軽な常備薬としての役割をはたしてくれるでしょう。