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猫の爪とぎを防ぐために私が仕組んだ2つのこと まさに最強の方法

愛猫の爪とぎは時に脅威に? 最強の予防法伝授

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愛猫の爪とぎ、見ていて愛らしい光景ではあるんですが、爪とぎのターゲットがあなたの使っているベッド、ソファ、和室の畳などに向いてしまうともはや大惨事です。

そこで、今日は猫の嗅覚をうまく利用した爪とぎ防衛策をご紹介します。

このやり方を紹介したところ、知り合いの飼い主さん全員の猫が改善を示しました。簡単ですので是非お試しください。 

 

 

猫が爪を研ぐ理由をまず知りましょう

 1、古くなった爪の角質をきれいにするため

2、自分の縄張りを主張するため

3、飼い主に対しての不満を主張するため

4、肉球にある「臭腺」をこすり付けて、自分のにおいを主張するため

 

上の4つが主な理由になります。

大きく分けると、縄張り主張のために爪を研ぐ、ストレス発散、体の手入れのためという目的になりますね。

 

まずは猫が爪を研ぐのは、本能的に行っている行動であって悪意あってのものではないことを理解しましょう。

猫があなたの大切なもので爪を研いでしまい、それに対して怒ったとしても猫には効果がありません。ストレスを感じ、余計爪とぎがひどくなります。

 

 

猫の嗅覚を利用して爪とぎ場所をそらす

 ではどうしたらよいのかというと猫の嗅覚を利用し手爪とぎをやめさせるのが一番でしょう。

そもそも猫の嗅覚は人間の20万倍だといわれるほど強いものです。

犬と同様に猫も匂いに対しては非常に敏感です。

そこをうまく利用しましょう。もちろん、飼い主さんのほうで猫のアレルギーなどは把握したうえで安全に行ってください。

 

市販の爪とぎを購入して「またたび」をすりこむ

爪を研いでほしくない場所の周囲30センチ以内に、また旅の粉を刷り込んだ爪とぎを用意してください。

猫の嗅覚は、複数のにおいをかぎ分ける能力にたけている一方、強力なにおいの前ではより強い匂いを放つほうへ誘導されてしまうという習性があります。

 

匂いにより爪とぎへの誘導を図り、そこで爪を研ぐということを習慣化していきましょう。ただしまたたびのあげすぎにはご注意ください。

 

爪を研がれて困る場所にフェロモンスプレーをまく

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爪を研がれたら困る場所に猫のほほから抽出したフェロモンスプレーをまいてください。こうったスプレーは基本的に市販されています。

私が使っていたのは、フェリウェイスプレーという商品でしたが、検索をすればいろいろと出てくると思います。

 

二つの方法をご紹介しましたが、両者に共通するのは、どちらも猫のフェロモンに働きかける匂いを放ったものを使用している点。

しかし、どうしてこんな方法で爪とぎが収まるのか説明します。

 

 

猫の爪とぎに匂い作戦が有効なわけ

 先ほども説明したように、爪を研ぐ行為というのは、「ここは自分の場所なんだよー」

という主張、「私はストレスがたまっているのにゃー」という主張の二つがあります。

 

これらの猫の主張を満たしてやるには、猫のフェロモンが効果的なのです。

一般的にフェロモンというのは鎮静作用を持っています。

爪を研ぎたくて仕方ない、マーキングをしたくて仕方ない、ストレス発散をしたい、そういった猫のニーズをすべて満たしてくれるのが「匂い」なのです。

そしてこういったニーズを満たすのが、またたびとフェロモンスプレー。

まさに最強の組合せといえるでしょう。

 

まずは猫がどうして爪を研ぐのか、そこを根本的に理解してください。

そして隠されたニーズを満たしてやることが爪とぎ防衛の手段として有効です。

 

 

無理やりやめさせるのは逆効果

 まず猫に話をしてわかるとも思えませんね。

飼い猫の爪とぎに対して激怒してしまう飼い主さんもいらっしゃいますが少し落ち着きましょう。消極的なやり方ではますます悪化するだけです。

中には、猫の嫌う匂いを利用して爪とぎをやめさせようとする方もいらっしゃいますが、これも良くない。

 その嫌な臭い自体をストレスと感じてしまい、爪とぎを加速させる可能性があるからです。

 

消極的なやめさせるという方法ではなく、「誘導」という方法を使いましょう。

こうすればある程度の期間おけば必ず猫の困った行動もやむはずです。

 簡単な方法ですが、ぜひお試しください。

また猫の問題行動でお悩みの方は、こちらの記事も参考にしてください。

問題行動の理由さえわかれば後は対処がしやすいと思います。

 

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