猫と犬の相性が良い理由とは? 祖先は一緒だった
猫と犬の祖先は共通
猫と犬、なぜか相性が良いですよね。
実際に多くの動画で猫と犬が仲良く寝ていたり、遊んでいる場面を皆さんも見たことがあるでしょう。
猫同士を同じ空間に居住させると、お互いに警戒心を持ちあって仲良くなれない時期があります。
それに比べて、犬と猫の場合は割とすぐに打ち解けるとされています。
全く違う動物なのにどうしてここまで仲が良いのか?
実は、犬と猫が仲が良いのには、遺伝子的な理由があったのです。
実は祖先は一緒 生息場所が犬と猫の分かれ道
実は、猫と犬というのはもともと同じ祖先から派生してきた動物だったんです。
このミアキスという動物が、彼らの祖先にあたります。
ミアキスの画像を見ていただいてもわかるように、犬と猫を混ぜたような特徴を持っていますよね?
もともと、狩猟種族だったミアキスですが、進化の過程で生活する場所が二つに分かれました。
草原と森です。
そして草原と森では、生きていくために必要とされる身体能力に大きな違いがあります。
これが犬と猫の違いを生み出しているわけです。
犬になったミアキス
犬科へと変形していったのは、主に草原で暮らすミアキスです。
犬の嗅覚の良さ、そして視野の広さ、長距離を移動することにたけている脚力。
これは草原で暮らすために必要だったからなのです。
草原では、様々な情報処理能力が必要とされます。
特に天敵から身を守るためには、長距離を持久力を保ちながら移動しなくてはいけません。
追われた時には長く逃げることが必要とされるからです。
しかも、周りに守ってくれるような木々がほとんどありません。
嗅覚、聴覚、視覚の総合的な能力が不可欠だったのです。
犬が持つ、優れた嗅覚、視野の広さ、持久力はここから生まれたものなのです。
猫になったミアキス
猫になったのは、森で暮らしていたミアキスです。
森では、迅速な狩猟能力が必要とされます。
より、俊敏な動き、たぐいまれな跳躍力、瞬発力をもって即座に獲物を捕らえる身体能力が必要不可欠でした。
特に森に生息する、カエルやネズミは非常にすばしっこい。
これらのことをこなすためにどのような体が必要かはもうお分かりになりますよね?
私たちが日常から触れている猫の体が非常に柔らかくてふかふか。
高いところに平気で上ることができる。
すべては祖先が森で生息していたからです。
やわらかい体も、木から落ちてけがをしないように、森の中の入り組んだ場所でも自由に移動するために必要な構造だったのです。
祖先が一緒だから通じ合うものがある
犬と猫とは、まったく別の生き物としてとらえられています。
ところが、実際には遺伝子的にほとんど同じ組成を持っています。
犬と猫が通じ合うのはこのためです。
もちろん、長く一緒に生活をすることが彼らの連帯意識を強めるという側面もあるでしょう。
しかし、祖先が同じということは彼らの友好関係を作り出す大きな要素なのです。
犬と猿は仲良くなれない
犬と猿が仲良くしている動画を見たことがあるでしょうか?
あくまで例ですが、おそらくほとんどないはずです。昔から犬猿の仲といわれています。
おそらくそういった動画はかなり希少性が高いといえるでしょう。
それに比べて、犬と猫の仲睦まじい動画は非常によくあげられています。
犬と猿は全く祖先が違いますから、仲良くなれないのも当然でしょう。
猫同士より、犬と猫のほうが仲良くなれる?
犬は草原で、猫は森で暮らしていました。
森では縄張りが非常に狭く、自分のスペースを確保するのも非常に大変です。
縄張りを確保すること、そしてその侵入を防ぐことがそのまま自分たちの命をつなぐ意味を持っています。
当然、縄張り意識がとても強くなりますよね。
一方で犬の縄張りは非常に広い。
仮に縄張りに侵入されたとしても、そのまま自分たちの命をとられることに直結するわけではありません。
犬は持久力もありますから、逃げようと思えば長距離線に持ち込めば容易に逃走できます。
猫同士であれば、縄張り意識が強い者同士ですから慣れるまで時間がかかります。
すぐに相手を受け入れるということは難しい傾向にありますよね?
先住猫と後から来た猫との間でバトルが繰り広げられるのはこのためです。
犬と猫であれば、犬のほうはおおらかで、猫のほうは縄張り意識が強いという組み合わせです。
そうすると、先に犬を飼って、後で猫を入れるという組み合わせが非常に良いということになります。
飼い主さんでも、先に犬を飼ってから、そのあとで猫を飼ったという方が多いのでは?
これらの性質を踏まえてみてみると。
犬と猫を両方飼いたいという方は、最初に犬を飼ってから、後で猫を入れるという選択が良いということになります。
私たちがよく目にする、あの可愛らしい犬と猫の寄り添った姿。
意外なところに相思相愛の理由があったのですね。
餅と猫の融合 もはや作品!
ペット保険のお話を前回の記事でしました。
すこし頭が固くなってきた気がしませんか?(。>ω<。)ノ
休憩を入れましょう。
今日紹介するのは、餅と猫の融合、可愛すぎる猫の動画です。お楽しみください笑
一人で吹き出してしまいました。
完全に餅と猫が融合しています。
しかし、よくここまでさせてくれますよね笑
うちの猫は不可能です笑
ペット保険加入に際して絶対に注意しなくてはいけないこと
最近出てきた商品、ペット保険。
ペット保険は金融商品だけに非常に理解しにくい。特にどこに注意を置いて商品を選べばよいのかわからないという方も多いでしょう。
そこで、保険に入る前に注意をするべきことを紹介します。
ペット保険に関して、まず必要な知識をこちらの記事でご紹介しました。
保険に入ることが飼い主さんにどのようなメリットをもたらしてくれるのかを解説しましたね。
今回は、加入する際に何に注意をしたらよいのか、その基準を説明します。
ここで選択を間違えると、後々保証が利かなくてトラブルになる可能性がありますので最後までお読みください。
ではいきましょう。
特約は絶対に確認しください
保険の契約時に、特約というものが重要になってくる場合があります。
特約というのは、民法契約で定められた事柄で、契約に際しての細かい規定を決めたものといえます。
具体的に特約で問題になるのが、「この場合は保険料を支払いません」、「この場合は補償内容が変わってきます」など、特段の定めが契約に際して盛り込まれていることが考えられます。
もちろん、しっかりとした保険会社であれば特約に関する説明はしてくれますが、飼い主さんの側でも、特段の事情を定めた特約に関しては十分注意をして契約に入ってください。
保険で補償される範囲を確認しよう
通院時、入院時であれば絶対的に保証がされるというものではありません。
まずは、あなたが飼っているペットが将来どのような病気になりやすいのかということを考える必要があります。
たとえば猫の場合であれば、病気として非常に多いのが、がん、尿路結石、腎臓病、肝臓病といったものになるでしょう。
犬であれば、心臓病、がん、腎臓病、皮膚病となるでしょう。
ペットによって、将来かかるかもしれない病気は全く違ってきます。
ですので、自分のペットの病気が保証してもらえるのかどうかを事前に確認してから契約に入りましょう。
保険料の確認 値段も大切だけど、まずは中身
今日、非常に安い値段の保険商品が販売されています。
しかし、その値段の安さから加入をしてしまって、いざ病気になった際にまったく保証がされなかったというケースが後を絶ちません。
保険商品は、値段というものも一つの選択基準になってくるでしょうが、保険商品の質はどうなのかということを確認してください。
これを行うためには、実際の口コミ、そして窓口でいろいろと気になることを積極的に質問してみるのが良いです。
ペット賠償責任特約とは?
これは、あなたの飼っているペットが何か問題を起こしてしまった際に、相手方に対して支払われるべき賠償金を保険会社が払ってくれるという契約になります。
たとえば、あなたのペットが他人の物を壊してしまった、他人に危害を加えてしまったという時あなたならどうしますか?
交渉する際に非常に心細い思いをなさると思います。
保険に入っていれば、保険の交渉、そしてその値段の適正価格を保険会社のほうで引き出してくれますので、このような問題が起きた際にも非常に有効な契約といえるでしょう。
しかし、あくまで特約なので、契約に入るにはこちらからその特約に入る旨を保険会社のほうに知らせておかなくてはいけませんのでご注意ください。
値段としては、月々100円から500円が相場といえます。
ペットの介護にお金は出してもらえる?
ペットの介護保険というものもあります。
ペット保険を売っている保険会社であれば、介護保険も備えていることがほとんどでしょう。
基本的に、ペットの介護にかかわるお金、入院費、通院代を50パーセントから70パーセントまで保証してくれる保険だと考えてよいです。
もちろん、保険会社によって差異はありますが、難病のペットを飼っている、高齢になった犬や猫の面倒を見ているという方には非常に良い商品だといえるでしょう。
加入資格があるかどうかを確認しよう
ペット保険の加入に際して審査が必要となります。
審査の流れは人間の保険とあまり変わりません。
加入資格は、大体10歳から17歳くらいまでの年齢の、犬と猫にあります。
高齢になったペットの場合、診断書などをあらかじめ提出することを求められますので、その点は注意が必要です。
まとめ
以上のことを踏まえて、飼い主さんが確認するべきことは、過去のペットの病歴、加入資格の有無、保険料と補償範囲について、そして特約についてでしょう。
保険の加入は飼い主さんの自己責任で行うものです。
だからこそ、これらの基本事項に関して前もって考えておくことで、保険回りのトラブルを将来的に回避することができます。
また保険会社の選定に際しては、特に注意が必要です。
近年、保険会社の乱立により肝心の商品の補償内容がともなっていないなんてことがありますので、選択の際には十分注意をしてください。
しかしながら、しっかりとした保険商品を売ってくれている会社も多いのが現状です。
新しくできたシステムだからこそ、法的な監視体制が強化されている面もあり、粗悪な商品に関しては今後もどんどんと淘汰されていくでしょう。
あなたの大切なペットの面倒を見る際にたいせつになってくる「保険」という商品、飼い主さんもしっかりと考えてあげる必要がありそうです。
愛犬、愛猫が病気をする前に知っておきたい、ペット保険のはなし
大切なペットの治療、飼い主としては万全を期して臨んであげたいです。
しかし、病気の症状によっては治療費などの問題もありなかなか満足いく医療を施せないこともあります。そこで、そのために役立つペット保険をご紹介します。
動物病院は見つかったけど
質の高い動物病院の探し方がわからない。
そういった方のためにこの記事中で病院と先生を選ぶ際、選択の軸を持って決めましょうとお話をしました。
この後問題になるのは、「治療費」でしょう。
ペットの症状によっては高額な医療費がかかります。
それを解決してくれるのがペット保険です。
ペット保険とは何?
ペット保険というのは本当に最近になって出てきた商品ですが、人間にかける保険と少し違います。
私たちが加入している保険というのは、運用益から出た還元金だといえます。
簡単に言えば、私たちが支払ったお金を、保険会社がいろいろな手段を使って(投資)運用をしていきます。
そしてその運用して得た利益というものが、私たちが病気になった時や、通院をする際の「保険料」として支払われるという仕組みになっているのです。
人間の保険であればほとんどの場合は、補償対象になることでしょう。
保険金が払われないということで発生するトラブルは今では相当少なくなっているはずです。
人間の保険とどう違う?
システム的な面ではほとんど違いはありません。
どちらも、私たちが積み立てたお金を運用して、その運用益を還元しているというシステムになります。
しかし、決定的に違うのは免責事項の多さでしょう。
一般にペット保険では、免責事項(保険会社がお金を払ってくれない約定)が多いです。
なので、保険に加入する前にはどのような場合に免責されるのかということを必ず確認してください!
この確認を怠ると、病気になった際に保険金が支払われないというトラブルが発生します。
保険会社がお金を払ってくれない?
免責される(保険料が支払われない)場合には、以下のことが考えられます。
●ペットが生まれた時からすでに病気を患っている場合
生まれた時から患っている病気に関しては、保険の対象外となることがほとんどです。
●ワクチン接種が義務付けられているのに、ワクチンをしなかったために発生した病気
ワクチン接種をさせるのは、いわば飼い主さんの安全配慮義務でしょう。それを怠ったために発生してしまった病気に関しては保証されないことが多いです。
●以前、同じ病気をしていて通院もしくは入院の経験がある場合
保険に加入する前から患っている病気に関しては保証されません。
これを防ぐためにも、ペットが病気をする前に保険の加入を完了させておく必要があります。
●保険金の上限以上の手術費がかかる場合(この場合は上限までを保険会社が支払い、残りは自己負担)
契約で決められた範囲内でしか保証されません。
たとえば通院時、手術時、50パーセント保障と記されていれば、10万円のうち5万円だけ保障されるということです。
後の残りは飼い主さんの負担です。
この保障に関する事項にたいして、誤解から生じるトラブルが多くなっています。
料金体系はどうなっているの?
保険会社がたくさんありますので、本当に料金は様々です。
しかし、業界での平均は月々700円から1500円までというのがほとんどです。
一般に保険の金額というのは、補償が利く範囲と保険期間の長さによって決まるといわれて血ます。
高額であればよいというものではありませんが、高いものほど、しっかりとしたケアがなされるということです。
また、近年非常に安い値段の商品が出回っているようです。ペット保険が出回って単価が下がってきたということが要因の一つではありますが、あまりに安い保険商品に関しては飼い主さんもしっかりと契約内容を確認しておく必要がありそうです。
どこからどこまで保証される?
補償をされるのは、通院、入院時と考えてよいでしょう。
これも保険商品によって変わってくるところではありますが、約50パーセントから90パーセント保障されます。
残りは自己負担となるわけです。
以上がペット保険の基礎知識になります、次回は保険に関しての注意点、細かい契約に関してみていきたいと思います。
猫侍 るろうに剣心と猫を融合させた作品? 2月19日から放送開始
映画「猫侍」が2月19日から、順次放送開始されます。
出典 猫侍
猫侍は、漫画「るろうに剣心」と「ねこ」を見事に足して2で割ったような作品だと私は思っています。では実際にどのような内容なのかネタバレしない程度に見ていきましょう。
(各都道府県によって放送予定は違い、今回の放送は第二部作となるものです)
ちなみに二部作のほうは、主人公猫「玉之丞」の生い立ちを中心とした人間模様を描いています。
ガキの使いでおなじみのココリコ田中直樹さんや、カンニング竹山さんなど、芸人さん方の出演がめだちます。
一部作のほうは、主人公とねこの初めての出会いを主に描いています。
猫侍と「るろうに剣心」が似てる気がする
出典 映画 るろうに剣心
猫侍は、主人公の侍と彼の飼い猫の日常を中心に描いた映画です。
彼らを取り巻く様々な模様を、猫との日常にフォーカスしながら物語は進行していきます。
コミカルでありながらも感動的な作品です。
猫が醸し出す独特な癒しやユーモアが映画には見事に反映されています。
剣客物の映画やドラマとしては、間違いなく他とは一線を画すものです。
「武士」を主人公にしたドラマとしては非常にとっつきやすい物語です。
私は「猫侍」は漫画「るろうに剣心」から少なからず影響を受けていると感じました。
主人公は非常に優れた剣客であるにもかかわらず、人を斬ることができません。
ここは、るろうに剣心をご覧になった方はご存じだと思いますが、漫画の主人公のほうも人を斬ることができません。(斬らなくなったというほうが適切かな)
そして登場人物にもなんとなく、漫画で出てきたメンバーたちの面影がある気がします。あくまでも個人的な意見ですが。
いまさら聞けない猫侍あらすじ(ネタバレなし)
では、第二弾を見る前に、全く見たことがなくて内容がわからないという方のために、ざっとストーリーをおさらいしていきたいと思います。(ネタバレはしないですよ)
出典 猫侍 玉之丞 江戸へ行く
時代背景は江戸時代。
主人公は、斑目久太郎(北村一輝)という浪人武士でかつて「まだら鬼」として恐れられていた非常に優れた剣腕の持ち主です。剣の腕は超一流なのですが、久太郎は人を斬ることをしません。
勤めていた奉公先を解雇されて浪人の身になったのですが、これも「人を斬れない」ということから解雇されたのでしょう。
戦いのシーンが何度か出てきますが、そのすべてが「みねうち」などで対処していますから。
そんな久太郎のもとに、あるとき、親分が飼っている猫の玉之丞を斬れという命令が下されます。
猫を斬るべく、久太郎は玉之丞のもとへ向かいます。
そしていざ、尋常に勝負!
しかし、久太郎は玉之丞の愛らしさに惚れてしまいどうしても切ることができませんでした。
その後、ひょんなことから久太郎は玉之丞と一緒に生活することになります。
猫の世話をしたことがない久太郎は、えさやりや玉之丞の身の回りのことに翻弄されながらも、玉之丞との関係を深めていきます。
そしてその二人の関係を中心に、様々な人間模様が展開されていくというストーリーです。
ネタバレを避けるために、あえてここら辺でストップしておきます。
物語は、猫に焦点を当てつつ、主人公の飼い主としての成長を軸にしています。
時代劇ものでは、主人公が剣客として成長していく姿を描くものが多いですが、前述したとおり、その中でもかなり異質な作品といえるでしょう。
おすすめは、登場する猫と主人公のふれあいのシーンでしょう。思わず心温まってしまうシーンも含まれています。
実際に江戸時代に猫はどう飼われていたのかということを知る意味でもよい作品だと思います。
ぜひ一部作のほうをご覧になってください。
2月19日から、順次放送予定です。
各都道府県によって放送日時が異なってくるようですので、気になる方はリンク先の映画ホームページのほうへどうぞ。
良い動物病院を探すために(後編)
前回、下の記事で私の実際の経験から、何を基準にして動物病院を選ぶべきなのか、そしてその選択がペットの運命を左右するほど大切なことだとお話ししました。
今回は、具体的な選ぶ際の基準をはっきりさせてお伝えしたいと思います。
全体で七つのポイントがありますので、ぜひ確認してみてください。
できるだけ自分の家から近い動物病院を選ぶ
近い場所にある動物病院を選ぶことは以下の点から非常に重要です。
動物に何かあった時にすぐに手当てをしてもらえる
突然ペットが体調を崩してしまったとき、すぐに手当てをする必要性がある場合が多々あります。
病気の際にはいかに早く治療を開始するかという時間が非常に重要です。
それが時にはペットの生死を決定することにもなります。
できるだけ近い場所の病院であればすぐに連れていけますし、なによりも長時間の移動を強いられることは動物にとってもストレス以外の何物でもありません。
歩いて10分のところに病院があるというのがベストなのですが、都内だとなかなかそういうわけにもいかないので、1時間以内にはいける距離圏内に信頼できる動物病院を確保しておきましょう。
ペットの負担を減らすことができる
前でも少しお話ししましたが、長い時間をかけて病院に移動する際、動物は強いストレスを感じます。
基本的に動物というのは自分の巣、ここでいえば飼い主さんのお家がペットにとっての縄張りになります。
その縄張りからペットを出すのですから、動物には強い不安、時には恐怖など様々な感情的負担を強いることになります。
短距離であればそういったストレスを劇的に軽減することが可能ですし、重い症状を持ったペットを刺激せずに済みます。
病院の先生との関係が深まることで、より親身に相談に乗ってもらえる
自分の家から近い場所に病院を構えている場合、先生自身も近隣の情報に対しては非常に興味があるはずです。
病院を構えるというのは会社を経営することと同じですから、周囲にどのようなニーズがあり、自分の病院の周りはどのような環境なのかということは先生にとっても重要なことです。
ここで、飼い主さんが先生に対して町のお話などをするということは先生にとっても有意義なことです。
他にも、近いところに住んでいるということでより親密感がわき、より近しい関係でお付き合いをすることが可能になります。
こういった環境を整えれば、先生はあなたにとって非常に心強いパートナーになるはずです。
規模ではなく病院の質を重視しましょう
大病院の診療時間は非常に短い傾向にあり、回転率を重視するゆえに一人一人の患者さんに対して限られた時間で診療をすることになります。
つまり、大きな病院では先生との関係構築がなかなかできません。
先生と飼い主さんがしっかりした関係を構築することは、ペットをしっかり診療してもらう上でも非常に大切なことです。
先生も同じ人間ですから、患者さんはもちろんみな平等ですが、思い入れをあなたのペットに対してもっていれば、より診療もしっかりした形で行ってくれるはずです。
もちろん、大きな病院でも本当に信頼できるところはあります。
しかし規模という情報や口コミだけをあてにして大病院を選ぶという選択の仕方では本当に信頼できる場所は見つけられません。
あなたが得る非言語情報が大切
これは飼い主さんに特に気を付けていただきたいことです。
ペットに対して先生方がどのように向き合ってくれているのかという姿勢を見ようという話です。
いわゆる言葉にならない、非言語情報をしっかりと拾おうということです。
ことに先生の心の姿勢というのは、病院の清潔感、スタッフの教育、注射の仕方、先生の表情、言葉に如実に表れます。
私が、最初のほうに通っていた病院では先生自身が非常に興味のなさそうな、いわば無関心な感じで診療をしていました。
先生の態度がそうだと、当然そのやる気のなさはスタッフさんにもうつります。
そうなればより良い診療をしてもらうことは難しくなるでしょう。
本当にしっかりと診療してくれているのか、飼い主さん自身の目で病院の雰囲気、先生やスタッフさんたちの仕事ぶりをしっかり見て、もし不安を覚えるようであれば、インターネットや周囲の方の情報を頼りにももう一度病院を考え直してみるのも手かもしれません。
細かいサービスでお金をとるところはおすすめしない
これに関しては、私の個人的な意見です。
私がうかがった病院の中で、爪切りだけで1000円以上の金額を請求するところがありました。
結局診療もしっかりとしてくれなかったし、後で聞いたところによると、その病院は「お金儲け」を第一にした病院として獣医師の中では有名だったそうです。
サービスに対してこちらがお金を支払うのは当然です。
病院経営もビジネス経営と同じですから、収益をとろうとするのはむしろ健全な行為です。
しかし、度を越した診療報酬の設定を行っているところがまれにあります。
その病院の診療報酬が業界全体を見たときに、どの位置にあるのか。事前に電話で確認をとるか、あなたの周りの飼い主さんが通っている病院での平均的な金額を確認しておきましょう。
<ネットの口コミではなく信頼できる方からの情報を!
ネットでの口コミをもとにして、動物病院の良し悪しを決めてはいけません。
悪質な場合、ネットでの評判を上げるために、先生とスタッフが共同して自分の病院のホームページに好評価を書き込んでいたということがあります。
あまり勘ぐりすぎて悪く考えすぎることはお勧めしませんが、ネットでの口コミに絶対の信頼性を置くことはやめましょう。
口コミであれば、あなたが信頼を置く近しい友人たち、ほかの飼い主さんから直接いただいた情報をもとにしましょう。
ブログを確認してみましょう
普段から、その病院がどのような活動をしているのかということが、病院ブログには書いてあります。
ブログを持っていない病院も多いですが、まずは検索をしてみましょう。
そこで、その先生が積極的にペットにかかわる活動を行っているのであれば、一度出向いてみることをお勧めします。
ペットを連れて行く前にぜひ下見を
緊急の場合を除いては、あらかじめその病院を直接自分の目で見ることが大切です。
私は、ネットや電話での調べに終始してしまい、自ら足を運んだのはそのうちの数件でした。
当時、私はネットで調べれば確実だろうという浅はかな考えをもとに行動をしてしまいました。
その結果、何件も犬を連れて病院を回ることになってしまい、それが犬にかなり大きな負担をかけたことをいまだに申し訳なく思っています。
ぜひ、一度ペットを同伴する前に飼い主さん自身の目で病院を見てみましょう。
可能であれば、病院の中に入って、ペットを見てもらいたい旨を伝えてみましょう。
その際のスタッフさんの対応や先生との話の中から信頼できるか否かを決めるための情報が引き出せます。
あくまで前提ですが、大事なことです。
まとめ
以上が飼い主さんに気を付けていただきたいことです。
病院に実際に足を運ぶ際に、そして運ぶ前にぜひ参考にしてみてください。
この情報や基準は、私の周りの飼い主さん、病院の先生、そして私自身の失敗体験をもとにして作っています。
多少個人的な意見が入ってしまった部分もあるかとは思いますが、できるだけ客観的な基準に基づくために多くの方のお話を参考にさせていただいたうえで作成しています。
金額面、立地関係、病院環境、スタッフ、先生、診療内容、口コミ(ネットでも可ですが、直接聞いた情報のほうがより信頼できます)というポイントから、あなたなりにその病院を分析することをお勧めします。
動物が病気になってからではなく、病院の情報に関しては常にアンテナを張っておき、より良い診療をしてあげられるような場所を見つけてあげてください。
ティータイム(良い動物病院を探すために)
先日から、飼い主さん向けでどうやってよい動物病院を見つけるのかということを私の体験をもとにしてお伝えしています。
記事を公開するまで少しお待ちください(^^
少し記事が長くなってしまいましたから、いったんティータイムです。
今日は可愛い猫ちゃんと私の大好きな音楽を紹介したいと思います。
今日写真を提供していただいたのは私の友人のにゃんこ先生という方です。
とてもかわいらしい猫ちゃんですね(^^♪
毛がフカフカです(。>ω<。)ノ
紹介する音楽のほうは、私の大好きな曲です。
ジョージベンソンという方の「変わらない愛をあなたへ」
英語では、「Nothing`s gonna change my love for you」です。
では、どうぞ(^^♪
すごく滑らかできれいな声です。
楽曲も優しくあったかい感じで作られていて私は大好きです。
この歌は、彼自身が若いときに恋をした気持ちを歌ったらしいです。
アメリカでも大人気な曲ですね(^-^)/